骨粗鬆症とは
一言でいえば、骨がもろくなってしまう状態のことを指します。
以前はそれに対して、転ばないように気を付けて頂き、ビタミン剤処方等でみておりましたが、
近年の高齢化社会に伴い、その重要性が取り沙汰されるようになってきております。
骨は常に作る(=骨形成)ことと、壊す(骨吸収)ことを繰り返しています。
高齢、特に閉経後の女性では骨形成が弱くなり、結果として骨吸収が骨形成を上回り、
骨粗鬆症が起こるといわれています。
これに対して、骨形成をふやしたり、骨吸収を減らしたりするお薬があります。
骨粗鬆症は、分子生物学に基づいた最新の研究や知見が続々出てきており、
今やその治療にも最新の知識を有した医師があたる必要があります。
当院では最新の知見のもと、それぞれ患者さんに適したオーダーメイド治療を行っています。
お気軽にご相談ください。
骨形成促進剤
骨を作る機能(骨形成能)を促進するお薬です。
PTHや抗スクレロスチン抗体製剤などがあり、強力な効能が報告されています。
当院では早期から取り入れており、県内トップクラスの実績をあげています。
うまく使うことで、早期に良好な効果が得られ、痛みに対しても効果が出ることがあります。
ただし適応は限られるため、豊富な実績に基づいた加療が必要となります。
注射製剤のみのため、投与が簡単ではないですが、相応の効果が期待できます。
当院では安全かつ効果的に加療を行うことができます。
是非一度ご相談ください。
骨吸収抑制剤
骨を壊す機能(骨吸収能)を抑制するお薬です。
内服でのビスフォスフォネート製剤、SERMs製剤、注射の抗RANKL抗体製剤などがあります。
ビスフォスフォネート製剤は、骨粗鬆症学会指針に則り当院でも基本加療の一つですが、
骨密度改善効果だけではなく、近年さまざまな問題点が挙がっています。
当院整形外科では最新の知見に基づき、安全な加療を行っております。
また抗RANKL抗体製剤は半年に一回の注射ということと、その効果から普及してきています。
当院は県内で先駆けて導入し、非常に良好な効果をあげつつあります
薬剤によっては顎骨壊死などの歯科領域合併症の報告もありますが、
当院では、最大の特徴である、口腔外科との緊密な連携がある事で、
休薬期間を設けたり、他の薬への変更などを相談しながら、安全に加療を行っています。
是非一度ご相談ください。